ポートランドビールを楽しめる「Beer Cellar Sapporo 原宿店」がオープンしました。

ポートランドを中心としたオレゴン州のビールをメインに扱う「Beer Cellar Sapporo 原宿店」がオープンしました。世田谷区ではありませんが、お隣の渋谷区ということでお話を伺ってきました。

こちらの店舗は9月11日開業した飲食に特化した商業施設「JINGUMAE COMICHI(じんぐうまえ こみち)」の1階にあります。

ビルの正面入り口を入ると右側2件目にあります。右側の入り口が缶購入用、左側がその場で飲めるタップルーム用入り口です。

<スタッフの皆様。左から武藤様、安中店長、奥屋様>

【Beer Cellar Sapporo について】

もともともは肉類の輸入をされていた有限会社ファーマーズ(北海道札幌市)という企業が運営母体となっております。輸入業の過程でポートランドのクラフトビール文化・ビール醸造所との出会いがあり、それらを日本に紹介したいという想いでクラフトビールの輸入販売業にも取り組み始めたそうです。札幌ではポートランドを中心としたクラフトビールを購入でき、またその場で飲むこともできる「Beer Cellar Sapporo」というお店を2店舗運営されています。

【Beer Cellar Sapporo 原宿店について】

今回新しく開業したここ「JINGUMAE COMICHI(じんぐうまえ こみち)」の開発を手がけられている街政策室株式会社と有限会社ファーマーズさんの出会いから東京原宿での出店となったそうです。お店としては「まだまだクラフトビールに接する機会がない人」に気軽に美味しいポートランドビールを楽しんでもらうことを目指されています。入りやすい雰囲気でその場で樽につながっているフレッシュなビールを立ち飲みしたり、冷蔵庫から缶を選んで持ち帰ることができるお店になっています。選んだ缶を店内で飲むことももちろん可能です。(その場合、店内開栓料として550円かかります)

「ポートランドを中心としたクラフトビールを、今まで接したことのない方へ」というショップコンセプトから、「ビアギーク」と呼ばれる「非常にクラフトビールに詳しい方々」からすると物足りないラインアップかも知れませんが、いわゆる「定番もの」「フラッグシップ」と呼ばれるいつ飲んでも間違いないビールが気軽に楽しめる、という場所になっています。

原宿の中心街に拠点を持つことで一般消費者さんにポートランドビールを楽しんでもらうことはもちろん、ポートランドを中心とした輸入クラフトビールをここだけでなく、周辺の飲食店さんで取り扱っていただけるように発信と提案をしていきたいという想いもお持ちとのことです。

テラス席もあり、これからの季節は気持ちよさそうです。

【安中店長おすすめビール】

店長の安中(あんなか)様にいまBeer Cellar Sapporo 原宿店で購入できる缶商品のうち、おすすめを教えていただきました!すべてポートランドにある醸造所のものです。

1、BCS IPA(CulminationBrewing)

「やっぱりいちばんおすすめはコレ」ということで選んでいただいたBCS IPA。ポートランドの有名醸造所「カルミネーションブルーイング」がBeer Cellar Sapporo(BCS)のために醸造した限定ビールです。「ポートランドビールといえばやっぱりIPA」という方も多いと思いますが、そういう方々にぜひ飲んでいただきたいビールです。

2、PATIO PARADISE(Cascade Brwing)

爽やかな酸味のあるビール「サワーエール」が最近人気になっていますが、そのパイオニアである「カスケードブルーイング」の「バレル・エイジド・サワー」というスタイルの一本です。ラベルがカワイイですね!ワインを醸造する楢(ナラ・Oak)の樽で10ヶ月間熟成させたビールで、すっきりとした酸味の中にもしっかりした味わいが特長です。オレゴン産の塩が使われているそうです。

3、READY PLAYER ONE(LEVEL BEER)

ファミコンのような8ビットゲームを模したエチケット(ラベル)が特長のレベルビアのセゾンというスタイルのビール、レディー・プレイヤー・ワンです。このビールはすでに定番となりつつあり日本でも様々なところで見かけるようになってきました。ポートランド市内ではコンビニでもよく見かけます。レベルビアのテーマは「バランス」というだけであって、このビールも爽快でバランスがよく、いろいろな食事によく合います。

4、Viva La Pineapple(REVEREND NAT’S HARD CIDER)

こちらはクラフトビールではなく「クラフトハードサイダー」です。「ハードサイダー」というのはりんごを発酵させたお酒で日本では「シードル」という名前でも知られています。その飲みやすさから様々な種類が作られており、2020年頭くらいから日本でもクラフトハードサイダーが人気になりつつあります。こちらのお店で購入できるクラフトハードサイダーの中で安中店長がおすすめするのがコチラ。この「レヴァレンドナッツハードサイダー」という醸造所は2004年に創立され、オレゴン州とワシントン州のりんごを使いハードサイダーを醸造しています。この「ビバラ パイナップル」は発酵後にパイナップルジューズを加えておりまさに「爽やかパイナップルジューズ」という感じだそうです!

【ポートランドについて】


安中さんと武藤さんはまだポートランドに伺われたことがないそうですが、店員のお一人奥屋さんは何度か行かれたことがあるそうなのでポートランドの印象をお伺いしました。何度もアメリカに行かれている奥屋さんによると、「ポートランドは街も適度なコンパクトさで公共交通機関も発達しているので最初に訪ねるアメリカの都市としては最適だし、一人旅、女性にとってもおすすめの街」とのことでした。

ポートランドのクラフトビールは人気なのでいろいろなところで飲めますが、Beer Cellar Sapporo 原宿店さんのように駅チカで気軽に飲めて、買える、というお店が増えていくのはポートランド文化の浸透につながっていくと思います。何より一人のビール好きとして世田谷の近くに、通いたくなるポートランド関係のお店がひとつ増えたのは大変喜ばしいことだと思っています!

なかなか出歩くのが憚られる時期ですが、皆さん、ぜひ感染症対策をした上でBeer Cellar Sapporo 原宿店さんに立ち寄ってみてください。

(Beer Cellar Sapporo 原宿店さんご協力ありがとうございました)

事務局 伊藤

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