2018年6月16日(土)渋谷区にある私立珈琲小学校で開催された「Shifteast AIR: Marubashira x Portland Pop-up」にお邪魔してきました。このイベントはマンダラ株式会社が主催したアーティスト・イン・レジデンス(AIR)のプログラムの一環で、本協会でも活動いただいている奥野さんがコーディネーターとして携わられていました。
*)shifteast AIRについてはこちらをご参照ください。
http://shifteast.com/air/
今回はこのプログラムの一環として、ポートランドの若手人気陶芸家であるアレクサンドリア・カミングス (Alexandria Cummings) さんと、ミカ・デマルケス (Mica DeMarquez)さんが、5月上旬から5週間伊賀焼の里・丸柱に滞在して、日本の陶芸を学び、制作活動をされ、実際に作成された作品を展示・販売されていました。
お二人に今回の制作活動でチャレンジングだった事は何か?とお聞きしたところ、やはりアメリカと日本での素材(粘土)の違いとの事でした。焼き方ひとつとっても火加減など体得されるのに大変苦労されたとの事ですが、逆に日本の素材も使える様になって表現の幅が広がった様で、粘土の厚さや焼き加減の工夫でまた新しい表現ができたとの事でした。
そうして普段とは異なる素材、環境で苦労しながら作成された陶器は色合いもカラフルで、またデザインも和のテイストが盛り込まれてどれも魅力的なものでした。
彼女たちは6月18日(月)に1ヶ月半の滞在を終え、帰国されましたが、当日はまだまだ帰国したくない、と日本に非常に未練を感じておられました。
世田谷ポートランド都市文化交流協会もこのような若手アーティストの交流の場を作る事などしていきたいと考えています。
*)アレクサンドリア・カミングスさんと、ミカ・デマルケスさんについてfacebookのイベントページのプロフィールから。
アレクサンドリア・カミングス (Alexandria Cummings)
毎日の食卓で、使うのが楽しくなるようなポップな色彩でシンプルな形の食器を作っています。すべての器は彼女自身の手によって作られ、ポートランドのいくつかの人気レストランでも使われています。
alexandriacummingsceramics.com
instagram.com/alexandriacummingsceramics/
ミカ・デマルケス (Mica DeMarquez)
自らのブランド Mimi Ceramics を冠するマグカップやお皿は日々の暮らしで使える実用性と機能性を兼ね備え、特徴的な色や模様、形でデザインも楽しめます。すべての器は、ろくろでの形づくりから素焼き、上塗り、絵付け、本焼きと彼女自身 が手作業で生み出しています。
mimiceramics.com
instagram.com/mimi_likey/
追伸:
私立珈琲小学校のオーナーの吉田さんと、奥野さんとは協会にもご協力いただいている黒崎さんが代表を務める自由大学が主催されたCREATIVE CAMP in ポートランド 2014でもご一緒させて頂いておりました。
こういった人の縁でつながれるのも“ポートランド”の良さだと感じました。
もちろん珈琲小学校さんでも6月30日のイベントの告知協力いただいております!
事務局 井上