3月24日(日)に立教大学池袋キャンパスで開催された西芝教授による講演会「人とひとが「まち」を育てる – ポートランドのまちづくりから学ぶ担い手のあり方」に参加してきました。
西芝教授はポートランド州立大学の行政学部長であり、現在PSACEで募集している人財派遣プロジェクトを通じて参加できるJaLoGoMa(まちづくり人材育成)のプログラムディレクターを務めていらっしゃいます。
(人財派遣プロジェクトについては記事の最後をご参照ください!)
講演会では、ポートランド市民が環境破壊を阻止すべく高速道路を撤去した歴史に始まり、MAX(路面電車)の駅にソーラーパネルを設置し、街と環境のあり方を考える取り組みがされていること、住民と政府の積極的な話し合いの場が設けられていること、住民が積極的にボランティア活動に参加しコミュニティをよくしようとする活動が活発であることが紹介されました。
ポートランドでは、市民が「自分たちが住みたい街」を主張し、実際に行動に移し実現してきた、まさに人とひとが「まち」を育ててきたことが証明されていました。
ではなぜ住民はそうした活動をするようになったのか、現在の課題は何か、今後のポートランドはどうなっていくのか、といったことにも触れ、よりリアルでホットなポートランドのまちづくり事情の触りを知ることができました。
さらに日本ではどのように住民主体のまちづくりをデザインできるかについて、日本とポートランドの文化的な違い、実現可能性、課題などを考察し、私たちの住む街の未来や今後のライフスタイルを考えるきっかけとなるワクワクした内容でした。
当日は年齢問わず幅広い層が参加しており、会場は超満員で立ち見が出るほど盛況で、関心の高さが伺えました。
PSACEでは、今回の講演内容を現地のポートランドで実践的に取材・考察するJaLoGoMaプログラムの参加費用を全額助成する「人財発掘プロジェクト」を展開しています。申し込み期限は2019年4月30日(火)までとなっております!詳細をご参照いただき、是非ご応募お待ちしております!
募集要項、応募フォームはPSACEトップページからご覧ください。
事務局 鈴木・新美